高取幼稚園の挑戦
こどもがまんなか——
それは、すべての人の幸せに
つながる選択肢。
未来の当たり前を、いま、つくる。


Prologue未来の当たり前を、
いま、つくる。
「選べる社会」の第一歩を一緒に。
北欧デンマークでは多くの人が16時に退勤し、家庭と仕事を両立させています。日本でも「長時間保育が当たり前」ではなく、「選べる社会」を目指せるはずです。
早く帰る、それでも成果は出る。
そんな働き方が、こどもも大人も
幸せにする。
高い生産性と幸福度を支える
「暮らしが、仕事と同じくらい大切にされる社会」へ。
今こそ「子どもと暮らす時間」の価値を問い直すときです。その第一歩を高取幼稚園から。


共働きが当たり前になった時代に、改めて問いかけたい。
共働き世帯の割合は、1980年は約35%でしたが、2020年に約70%に達しました。いまや子育てのスタート地点は「どこに預けるか」から始まる時代です。でも、私たちは思います。
その保育は、忙しさで選んでいませんか?
最近では、在宅勤務やフレックス制度を取り入れる企業も増え、「夕方に子どもと一緒に過ごす時間」が以前よりも現実的な選択肢になってきました。もちろん、それはまだすべての人にとって簡単なことではありません。けれど、それでも——「ああ、そういう選び方もできるようになってきたのかも」と思える。そんな希望が芽生えはじめている今だからこそ、私たちは新しい選択肢を提案したいのです。
「こどもがまんなか」の暮らしには、親子で過ごす自由も、選べる社会も必要です。


Point01「こどもがまんなか」の
実践:幼稚園という選択肢
“できた!”より、
“やってみたい!”を大切に。
子どもがふとつぶやく「やってみたい!」という声は、心の奥にある芽生えのサイン。私たちはその小さな声を見逃さず、一人ひとりの気持ちやペースに寄り添いながら、挑戦する姿をやさしく見守ります。
失敗を恐れず、くり返し試してみること——。その積み重ねが「できた!」という自信につながり、子どもたちの内なる力を育てます。
あわてず、あせらず、子どもと向き合えば、きっと、その子らしい味が育ちます。ワインも心も、時間が味を深くする。
見えないところで静かに育っている“育ち”を信じて、待つ保育。
それが私たちの「こどもがまんなか」の出発点です。


単なる「預ける場所」ではなく、
「ともに育つ場」でありたい。
高取幼稚園では、保護者の仕事の有無にかかわらず、夕方17時までは安心してお子さんをお預かりしています。そのうえで、お迎えに来られた保護者には、園庭や文庫を開放し、親子で過ごす時間も選べるようにしています。
- 園が終わったあと、親子で手をつないでゆっくり歩いて
帰る時間がある。 - 家で絵本を読んだり、おしゃべりをしたり、
ふれあいの時間を持てる余裕がある。 - 土曜日や夕方に、一緒に笑った思い出が積み重なるような
日常がある。
高取幼稚園では、「仕事がある日も、ない日も」安心できる居場所を大切にしています。
人工芝の広場で遊んだり、ボール遊びをしたり、おしゃべりしたり。園庭では週1回は自転車の練習日もあり、家庭では難しい遊びの選択肢を園が提供します。また、園内の「高取文庫」では、親子でゆったりと絵本を読んだり、そのまま借りて帰ることも可能です。静かなひとときが、親子の対話の入り口になることもあります。


Point02「家庭とこどもの夕方を
取り戻す」プロジェクト
これは、預かり保育を制限するものではありません。
安心して預けられることを前提にしながら、親子で過ごす時間も選べるようにする取り組みで、多様な働き方・暮らし方に寄り添う、新しい保護者支援の形です。
「あの時間があったから、救われた」——
そんな親子の記憶を、ここから育てたいと考えています。
※高取幼稚園の預かり保育は、仕事以外でもご利用いただけます(家庭支援)

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教職員の働き方改革
職員自身が家庭を大切にできるよう、勤務時間や仕組みを見直しています。
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園庭と文庫の開放による
“親子時間”支援夕方17時までの園庭開放と高取文庫の整備により、安心して過ごせる放課後を提供しています。
※当園は常駐警備員の配置により、安全管理体制を整えています。
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ICTの活用による保育の効率化と質の両立
記録・情報共有・資料整備などをデジタル化し、職員のゆとりと保育のあたたかさを両立しています。
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チーム保育と専門家との連携
担任が孤立しないよう、主幹教諭・指導教諭・補助教諭をはじめ、臨床心理士・公認心理師・言語聴覚士・作業療法士・社会福祉士などと連携し、「見守る輪」がある安心な保育環境を整えています。


「こどもの生活リズム」と
「親子のまなざし」
高取幼稚園では、「早寝・早起き・食事・遊び」など、こどもの生活リズムを守ることを、大人の役割と捉えています。園と家庭が同じ方向を向いて、つながりながらこどもを支える。そのための一日の流れ、保育時間、行事の設計を行っています。
また、親と子が見つめ合う時間・まなざしを支える園でありたいと考えています。それは、共働きでも、専業主婦(または主夫)でも、ひとり親でも変わりません。
「今、この子と一緒に過ごしたい」——
その気持ちを、何より大切に。
Finallyどんな暮らしでも、
“こどもがまんなか”の時間は
つくれる。
毎日忙しい方も、家庭中心で子育てに向き合っている方も、すべての保護者が、「この時間を、この子と過ごせてよかった」と思える瞬間をもてるように。高取幼稚園は、便利さだけではない、“親子の豊かさ”を取り戻す選択肢を提案し続けます。


Challenge高取幼稚園のチャレンジ
私たちの挑戦は、子どもと保護者のためだけではありません。
家庭と子どもの夕方を大切にすることは、すべての人の働き方を見直し、生産性を高め、社会全体の幸福度を引き上げる力になります。一人ひとりの暮らしが大切にされる社会は、すべての人にとって生きやすい社会。その未来の「ふつう」を、私たちはここからつくっていきます。
未来の「ふつう」を、いまから。
一人ひとりの選択が、みんなの豊かさをつくる社会へ。

